汎用ポンプは価格相応の製品


一派的に普及している上部フィルター用のポンプは、作り込みが荒いというか、工業製品と呼ぶには少々チープな構造になっているものが多い。

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ちゃんと工業製品と呼べるのはレイシー製のポンプぐらいのもので、正直なところ、他の汎用ポンプの作りは価格相応といった感があるのは否めない。

無論、メーカーが推奨する交換サイクルを守れば何の問題もなく使用出来る作りにはなっているが、これら汎用ポンプは総じて異音が発生しやすい構造になっているから厄介。上部フィルターを使ったことのある人ならば誰もが一度は耳にしているんじゃないだろうか? そう、あの「カラカラ音」である。

そこで、そのカラカラ音がどこから発生し、どうすれば消えるのかを説明してみたいと思う。

いちいち交換していたらキリがないぞ!?


モフチョもまた上部フィルターの「カラカラ音」には何度何度もも悩まされてきた。

無論、新品に交換すれればカラカラ音は消えるのだが、コスト的な問題を考えると決して財布には優しくないし、ハズレ個体を引いてしまうと半年と経たず音が鳴り始めるので、何かと苦労したものである。

そこで、どこから異音が発生してるのかを突き詰めてみると、意外な部分から発生していたことに気づいた。



モーター部分かと思いきや……


ところでモフチョが使用している上部フィルターの中で、一番異音が発生しやすかったのはこのタイプのポンプだ。

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それはコトブキのスーパーターボゼットプラスシリーズ。

この上部フィルターは現在も90cmで稼働中だが、やはり定期的にカラカラ音に悩まされている。

このコトブキのポンプは120cm用上部フィルターと共通なので、フィルター云々ではなくこのポンプ自体に難があるのだ。

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これも買えば結構な値段がするワケで、音が出るたびに新品に交換していたらキリが無い。

で、単純に音の原因はモーターにあるんじゃないかと考えたが、いくら汎用品とは言えモーターがすぐに壊れるなんてことは無いのだし、原因はもっと別な部分あると思い、あれこれバラしてみたところ、案の定というかモーター部分以外の場所から異音が発生していることを突き詰めたのである。



インペラシャフトに原因が!!


このコトブキのポンプは下の画像のようなパーツ構成になっている。

PC190019.jpg

モーターが原因では無いとすれば、この部分のいずれかから異音が発生していると考えられるが、一つ一つのパーツをくまなくチェックしていくと、インペラシャフトに問題があることが発覚した。

PC190014.jpg

赤丸で囲んだ部分が微妙に磨り減っているのがお分かりいただけるだろうか? 新品のシャフトと比較するとよりわかるはず。

PC190017.jpg

上が古いもので下が新品。こうすると一目瞭然だと思う。

さて、これでどうして異音が発生するのかというと、シャフトが磨り減るとシャフトのカラー(軸受け)との間に隙間が生じてしまい、互いにぶつかり合って「カラカラ」と音が発生してしまうのである。

ちなみにカラーはこの部分。

PC190015 (1).jpg

樹脂製のカラーだが、こちらの方が摩耗していないということは、すなわちシャフトで使われているステンレスが安物だということ。汎用ポンプはこういうところでコストを下げているのである。

ちなみにこのシャフトは、高級なフィルターポンプだと耐摩耗性に優れたセラミックが使われている。(エーハイムなんかはその典型)

いやはや、こんなヤワな安物シャフトを交換するためにン千円も払うなんて、実に馬鹿馬鹿しいと思わないだろうか? 少なくともモフチョはそう思っている。



インペラシャフトを新品にすると異音が消える


一体全体メーカーは何を考えているんだと文句の一つも言いたくなるところだが、そこは天下のコトブキ工芸。インペラシャフトはちゃんと単体で売られているのでご安心を。

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こいつに交換してやればあの煩わしいカラカラ音は一発で消えるはずだ。

PC190013.jpg

ただ、これでもカラカラ音が消えない場合はカラーに問題があるということになるが、残念ながらカラー単体では販売しておらず、その場合は

PC190019.jpg

この(2)の部分のパーツセットを買う必要がある。チャームの商品ページには掲載されていないが、このパーツセットは取り寄せ可能だったので、直接チャームに問い合わせてみるといいだろう。



その他の異音の原因と注意点


基本的にカラカラ音はシャフト交換で消えるが、音の種類によっては別な部分が原因となっていることもあるので注意。例えば「チリチリ音」がする場合はモーター部にある軸受けから発生しているケースが多く、その場合は軸受けをグリスアップしてやると異音は出にくくなると思う。

さて、ここで注意してもらいたいのは、「パーツ交換やポンプの分解等は自己責任で行わなければならない」という点。

メーカー保証期間内ならば分解などはせずに新品に交換してもらうのが一番だし、メーカーが推奨する交換時期を大幅に経過している場合や、明らかにモーター部分が壊れている場合は迷わず新品を買った方が賢明だ。

あまりにも古いポンプを無理して使うと、最悪の場合はモーター部から発火する可能性も少なからずあるので、このポンプ部の取り扱いだけは慎重に行うように。万一トラブルが生じても、モフチョは一切の責任を負わないのでご了承いただきたい。

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